どのような工場や設備でも、時間がたてばいずれは老朽化します。老朽化した工場は通常よりも事故リスクが高まるため、早めに建て替えや改修といった対処をすることが重要。以下に、どのタイミングで行うべきかといった情報をまとめてみました。
建物の老朽化が進むと、台風・地震といった自然災害に耐えられず倒壊・破損が起きる、雨漏りが起きる、壁や天井の部材・コーティング等が剥がれ落ちるといったリスクが上昇。場合によっては生産ラインが停まるだけでなく、異物混入などの危険性も高まります。
目に見えて建物の老朽化が進んでいる…と感じられる場合、かなり状況は深刻化していると考えられます。企業の信用を失う・従業員の安全を守れなくなるといった恐れもあるため、適切なメンテナンスのほか、早めの建て替えを検討したほうが良いでしょう。
外観・設備共に工場の老朽化が進むと、従業員のモチベーションが下がる可能性があります。設備が古くて動きにくい、見た目が悪いといった不満が募ると、離職率の向上につながる恐れがあります。最新鋭の設備を導入した他社などの情報を見たら、心が動いてしまうのも仕方がないことかもしれません。
さらに、従業員のモチベーションが下がると作業効率・生産効率が悪化する、衛生管理・安全管理がおろそかになり事故リスクが高まる、といった恐れもあります。従業員が働きやすく、誇りに思えるような職場環境を整えることも、企業の務めのひとつと言えるでしょう。
建物が老朽化しているということは、それだけの年数を重ねているということ。そういった食品工場は、衛生面・安全面への配慮・対策が最新のものにアップデートされてない可能性があります。
たとえば、経年劣化や摩耗などで起こりやすい床や壁のひび割れ。こういったひび割れの部分に水分や汚れが入り込むと雑菌・カビが繁殖しやすくなり、食中毒の原因になることがあります。また、床の素材が滑りやすいものだと作業中に従業員が転倒し、大事故につながるケースもあります。
工場の老朽化による事故リスクに備えるには、設備の建て替えが有効です。
しかし、工場の建て替えは企業にとって大規模な事業のひとつ。せっかく新設するのならば「最新鋭の設備を導入したい」「より生産効率を高めたい」といった要望も出てくると思いますが、目的がブレてしまうと「計画がスムーズに進まなくなる」「ムダな経費が増える」といった恐れがあります。
そのため、まず「なぜ建て替えを行うのか」といった目的をはっきりさせましょう。目的が明確になると、おのずと必要な設備・規模といった情報が見えてくるようになり、理想の完成像をイメージできるようになります。
老朽化した工場を原状回復するだけでなく、初期性能をより高める目的で行われるリノベーション。外壁や構造の劣化、設備機器の不具合、安全性や耐久性の向上といった課題をクリアするだけでなく、省エネ・生産性の向上といった付加価値も期待できるようになります。
リノベーションのメリットは、もともとある建物・土地を利用できること。建て替えよりもコストを抑えられる可能性があるため、検討してみる価値はあるでしょう。
2020年6月より、すべての食品関連事業者に義務化されたHACCPの導入。HACCPは、食品製造の工程におけるリスクを洗い出し、対策を講じることで品質の向上を目指すものですが、事故リスクを防ぐといった面でも有効な取り組みなのです。
たとえばHACCP対応の床材があります。HACCP対応の床材には、「滑りにくい」「歩きやすい」「溝に汚れが溜まりにくい」「メンテナンスがしやすい」「塗装がはがれにくい」といった特徴があり、従業員の転倒や食中毒・異物混入といった事故リスクの低減が期待できます。
ただし、HACCPに適合した工場や設備にリニューアルするとなると、専門的な知識が必要となることが多め。法令に則って適切な設備を導入するためにも、専門家の意見を仰ぐと良いでしょう。
株式会社アカネサス
北條氏
食品製造を行う設備の老朽化は、安全面・衛生面・生産性といったさまざまな部分でマイナスの影響を及ぼすものです。「工場を建て替える予算がないから」などといった理由で長期間放置しておくと、食中毒・異物混入・労働事故といった思わぬトラブルを招きかねません。
老朽化は気になるが、どのような対策をしたらいいのか分からない…といった場合は、食品工場を取り扱う専門家に相談してみるのもひとつの手段です。専門家は補助金などの情報にも詳しいため、場合によっては国や自治体の補助金を使用できる可能性もあります。
建て替えや改修を行うにしても、食品工場関連で実績のある建設会社を紹介してもらえることもあるので、上手に活用してみてください。
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